点訳書製作の共通事項 漢字の読みとりについて − 背格好は何と読みますか? 北区立中央図書館依頼本「渋沢栄一の経営教室」の中に「背格好」という言葉が出て きました。六星会では、使う辞書は広辞苑を基本にしていますが、 ヤングアダルト向けの本の中には広辞苑の読みでは一般的でないものもあります。 その場合は、「新潮現代国語辞典」「三省堂国語辞典」なども調査します。
※空見出しとは「辞書で、他の項目を参照させるために設けた、解説を付けない 便宜上の見出し」 辞書によってさまざまです。点訳者はNHKも調べてみました。(「NHK 背格好」で検索) 2014年放送用語委員会(東京)用語の決定では 「背格好」⇒ @セカッコー Aセーカッコー 以上の結果、この本では「せかっこう」にしました。 (参考資料) 2014年 中央図書館点訳者養成講座メモより
それぞれの辞書の特徴をつかんで使い分ける。広辞苑と大辞林は読みが違う場合が多い。(例 連中など) サークル内では、使う辞書を統一するとともに、辞書によって読みに違いがある場合は 「歴史書かライトノベルか公文書か」など本の内容によって判断する。 その他「点訳資料校正基準2015年版」のP10の漢字の読み取りは 点字編集システムのツールバーの「ヘルプ」→ 「点訳資料校正基準(全視情協Webサイト)」 をクリックして確認できます。 |
O.M 当方は年間約100本の映画を見ます。それも全て映画館で。それを知っている友人が、田端に面白い映画館ができたよと、教えてくれました。 名前は「チュプキ」、JR田端駅から北口を出て、右方向徒歩5分、住宅街にあり、カラフルでカフェのような佇まいをしています。「チュプキ」は、過去にも紹介されていましたが、日本一小さくて、座席は20で、コロナ下では12程度しかありません。これこそ本当のミニシアターです。さらに日本一やさしい映画館で、目の不自由な人も、耳の不自由な人も、どんな人も一緒に映画を楽しめるユニバーサルシアターです。たくさんの人々の募金によって、新旧とりまぜて、選りすぐりの映画を上映しています。 この10月上旬の上映は、「緑の牢獄」「海辺の彼女たち」「茜色に焼かれる」「パンケーキを毒見する」といったなかなかの妙味を感じます。興味がありましたら、いかがですか。 住所は、北区東田端2-8-4。水曜はお休みです。 詳細はWebで確認してください。
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