楽しみな小さな芽 E.T
2月に入り小学校からの点字依頼が殺到し嬉しい悲鳴を上げています。
いつも感じるのは子供たちの一生懸命な姿です。この姿を楽しみに私たちも頑張ってしまうのだと思います。
1日はボランティア室の土曜クラスに谷端小学校の先生がお見えになり、点字の基本から必要と
思われる例題、おまけにきっと間違えて下さる事を期待した引っ掛け問題等、周りの騒音にもめげず勉強して
帰られました。授業がどうだったかお話を楽しみに待っています。
6日午前、ガイドボランティアで伺った豊川小学校では下駄箱に私たちの名前が点字で張ってありました。
そして教室は点字できれいに仕上げた詩集を手に子供たちが待っていてくれました。
間違いは多々ありましたが、大変な思いをして作り上げた事が十分に伝わってくる力作でした。
6日午後、滝野川第1小学校の道徳の時間に伺いました。ここでは以前点字の勉強をし、その
発展(?)として子供たちがそれぞれの作業をしていました。パソコンで本を入力している子供、
タックシールで絵本を作っている子供、教室名を点字で作っている子供、家族が点字毎日を
もらって来てくれたと嬉しそうに話し墨字訳している子供。本当にたいしたもの お見事の一言です。
一人一人に対応される先生はご苦労が多いだろうと先生にエールを送りたくなりました。
14日午前、荒川小学校1日学校公開日に行ってきました。教室に入るとリコーダーの演奏から
スタートです。(私事ですが息子がリコーダー演奏の時、音を出さずに指だけ動かしていた事を
懐かしく思い出しておりました) 見学のお母さん方の机も後ろに準備され子供たちと一緒に
名刺づくり。やはり若々しい子供たちの方に私たちの軍配はあがりました。
19日午前、赤羽台東小学校。これまた学校公開日。ご両親は我が子の学校での姿、
先生の姿が見たいのに私たちが行ってもいいのかな?と、ちらりと心をよぎりましたが、
1日の内の2時間だから、こんな勉強もしていますと知っていただくにはいい機会なのですね。
普段視覚障害の方に出会ってもどう接していいか分からないけれど、直接お話を聞くことで、
子供たちの心に「そうか!」とストンと落ちる。知り合う事で垣根が取れる、これぞ生きた
勉強ですね。
そして、終了後感じるのは子供たちの「ひたむきな心」に励まされ、
曲がらずにきれいな花を咲かせてくれるように、春を待つ親心とでもいいましょうか。
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