A.Kほか 選挙が近づいてきて世の中騒がしくなってきました。 大切な1票を託す候補者を選ばなければなりませんが、障害のある方の投票について知りたいと思いました。公職選挙法では投票者自らが候補者名を書くと規定されていて、視覚に障害のある方には点字と代理投票での投票を認めています。実際に点字による投票はどのように行われるのかネットで調べてみました。(「視覚障害者 選挙」で検索。当事者発信の動画もあります。) 投票所の受付で点字による投票希望を伝えて、専用の投票用紙と点字器を受け取り(自分のものでもよい)、記入したら投票箱に入れる。受付から出口までは係員に手引きしてもらえるので一人でも投票できるのです。 点字が出来ない人はどうするのでしょう?投票所の係員以外の家族や同行者が代わりに投票用紙に書くことはできません。投票所で代理投票を申し出ると投票所の係員2名が 出てきて、1名が投票用紙に候補者の名前を書き、もう1名がそれを確認して投票者に 告げます(小声で)。そして投票箱に入れます。 このほか、候補者の名前を墨字で書く場合も係員が入り口から出口まで付き添っていますので投票用紙の記入する位置さえ示してもらえれば、自筆での投票は可能です。投票用紙の記入する位置ですが「投票用紙記入補助具」が北区にも用意されています。「投票用紙記入補助具」とは、投票用紙をはさんで使用するプラスチック素材のケースのことです。 この補助具は記入する枠の部分が切り抜かれていて、表面を手で触ることで、記入する位置がわかるようになっています。これまで代理投票で投票されていた方もご自身で候補者名等を書いて投票しやすくなっています。 投票のしかたはさまざまですが、大切な1票の投票をしっかり行使できるということですね。 |
S.K 最近、マンガつきの本の点訳が増えてきました。2022年度 中央図書館依頼本「LOVE LIVE LEAD 北区を愛し、北区に住み、世界をリードした渋沢栄一翁」(北区教育委員会)、2023年度 筑波大学附属視覚特別支援学校依頼本「ぼくらはなぜ働くのか」(池上彰監修)、2023〜25年度 寄贈本「学校の怪談シリーズ」(常光徹著)など。 マンガ点訳のテキストとして確立したものはないのが現状です。戯曲の書き方に準じてせりふは第1カギで囲み、ト書きは第1カッコ、情景描写は第1段落挿入符でコマごとに点訳してきました。 (参考資料) 「点訳のてびき」P169〜p172や「点訳のてびき第3版 指導者ハンドブック5章編」のp29〜30、日本点字図書館よりダウンロードした「マンガで読める!日本点字図書館創立者 本間一夫の生涯」墨字版・点字版 今回、追加の参考資料として「ぼっち死の館」(齋藤なずな著)をサピエ図書館からダウンロードしました。全2巻、すべてマンガです。原本は購入しました。このマンガの点訳にあたって制作館では事前に講習会を開いたそうです。その講師の方と連絡をとっているところです。今のところ、会としてすべてマンガという点訳に取り組む余力はありませんが有志で少しずつノウハウを蓄積したいと思います。 |
今月の活動報告 |
打ち出し関係
|
活動
|
Copyright (c) 点訳サークル六星会(福祉センタークラス)All rights reserved