トップページへ戻る会報 > 352号



352号(2024年7月31日発行) 点字で【六星会福祉センタークラス】




2024年度サピエ研修会(オンライン参加)の報告
F.S、S.K


  サピエ図書館は読書が困難な方のための国内最大のインターネット図書館です。 毎年2名ずつ交替で研修会に参加しています。
  7月4日〜5日、各委員会から「サピエの現状と課題」「質の高い音声デイジーデータ製作」など、 さまざまなプログラムが行われ、合計245名が参加しました。
  このうち、7月5日点訳委員会のプログラム「サピエ図書館登録点字文書製作基準の ポイントと質問の共有について」を報告します。質問は会の点訳に関係があるものを抜粋しました。
  登録点字文書製作基準はツールバーのヘルプからも確認できます。

  1. 点字データは1巻ごとに次の順でまとめます。
    標題紙のページ付けは不要。 目次は本文の通しページと区別(モク1,モク2など。1枚の場合はページ付けを省略可。) まえがき・序文などは下がり数字などで本文と区別(本文と連続性が強い場合は本文と通しページとする)。 本文はshift+F6でページ番号付加、本文が奇数ページで終わっても偶数ページのページ付けをする。 奥付のページ付けは不要。
    ★会では点訳書凡例を下がり数字で入れるときは、目次が1枚でもモク1、モク2とします。 2巻目以降も同様。

  2. 「改行マーク」と「改ページマーク」を適切に付けるように注意して下さい。
    両面プリンターでの打ち出しの時に不具合が出る場合があります。
    改行するときには、語や記号類の直後でエンターキーを押し、改行マークを入れる。
    ページ替えをするときには、語や記号類の直後でF6キーを押し、改ページマークを入れる。
    ★校正の時にも正しくつけてあるか、チェックしてください。

  3. 重複製作の定義(製作基準P23参照)
    原本に関して @版次が異なる Aハードカバーと文庫本 B出版社が異なる C翻訳物の場合、訳者が異なるは、重複とはみなさない。
    ★ハードカバーはサピエUP済みでも文庫本は着手できます。

  4. シリーズもので、1 冊目では副書名の部分が 2 冊目以降は各巻書名になる場合、 原則、サピエ図書館のTRC や国立国会図書館の書誌を参考に書名や副書名を判断します。 1冊目と2冊目の標題紙・奥付が異なることはよくあることで問題ありません。


  5. 「改訂版点訳問題集1」「改訂版点訳問題集2」に続き、今年度中に『改訂版点訳問題集3』を発行予定です。
    ★会では「問題集1」「問題集2」は問題・解答ともにダウンロード済みです。
    9月で講習会終了の新入会員の練習用には改訂版を使用しますので、 今のうちに準備しておくと安心ですし、点字を読めるようにしておくことも大切。


 




今月の活動報告

打ち出し関係
  • 図書館情報424・425号 8部
  • ぽけっと7月号 8部
  • ぷらざ通信7月号 8部
  • くおん104号 8部
  • 基幹センターだより14号 15部
  • エンジョイ北区8・9月号 11部
  • きたふくし179号 12部
  • 飛鳥山博物館カレンダー夏号 7部
  • 貸し出し点字本(ニライカナイの空で第2巻 第3巻) 各1部
  • 体験ボランティア資料 6部
  • 会報(六星会だより)351号 14部

活動
  • 図書館活動区民の会 役員会 13日
  • 図書館活動区民の会 ユニバーサル部会 14日

  • 点訳者養成初心者講座手伝い 3・10・17・24・31日

  • 日本点字図書館説明会 23日

  • 体験ボランティア 31日

  • 自販機点字シール貼り替え(中央図書館・滝野川会館・北とぴあ・北療育医療センター)  



上に戻る

「目次」に戻る


Copyright (c) 点訳サークル六星会(福祉センタークラス)All rights reserved