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310号(2021年1月27日発行) 点字で【六星会福祉センタークラス】


安心できる年となりますように

F.S

  昨年はコロナ1色で過ぎてしまったような気がします。イベントも様々な行事も中止となり、皆さんと一緒に活動が出来なかったことがとても残念でした。改めて健康の有難さを実感し、普通の暮らしがどんなに有難かったかを思い知らされました。
  今年は1日でも早くコロナが終息し、安心して会の活動が出来ますように心から願っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 


夜明け前だけは 指で読む私の読書


S.K

  点字を「指で読む」触読は、7年前緑内障の疑いで経過観察になったときに始めました。相変わらず遅いし左手の人差し指でしか読めないのですが、私の読書の一つのスタイルとなっています。
  墨字だと読み飛ばしてしまう文も点字では一字一句指で触って読むことになります。映像が浮かび、イメージが広がります。人物像は役者でいうとあの人かなとか名前はどんな漢字なのかとか。登場人物と3か月ほどつき合うことになるので、物語の終わりは別れるのが名残惜しくなります。どうしても指で読めなかった点字は夜が明けてから目で読んで確認します。先日は「わな」を「が」と間違えていました。ふとんの中でおなかに本を置いて読んでいるため点字を斜めに触っていたんですね。
  ここ半年では「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(東野圭吾著)・「コーヒーが冷めないうちに」(川口俊和著)・「ヒトラーと暮らした少年」(ジョン・ボイン著)を読みました。点字本を読み終わったあとに墨字版で固有名詞の漢字や文字の書体・大きさを確認するのも楽しみ。
  ユーチューブで見た「日本の点字制定130周年記念講演会」での日本盲教育史研究会事務局長・岸博実氏の「点字は目がみえない、見えにくい人に役立つ文字です。でもそれだけでしょうか?目が見える人、つまりだれにとっても役立つツールとして鍛え直す余地はないのでしょうか?」の問いかけが心に残っています。 晴眼者でも指で読む点字はより深い読書になっています。本の表紙を触り、目次を触り、読み始める時のわくわく感はいつも新鮮です。



 

点訳者養成初心者講座に参加して

T.M

  昨年9月から約半年間の講座を受けています。私にとっては2年ぶり、2度目。コロナ禍中のスタートで、人に会うのも電車に乗るのも久しぶり。不安と緊張がありました。しかし、感染予防対策は充分なされていて、年内の講座は順調に進みました。以前は2人掛けだった長机に今は密を避けて1人ずつ。ちょっぴり寂しい感じもしますが、この状況下で応募してくださった受講生の方々の真剣さに「すごいなぁ」と刺激されます。
  前回は「点訳のしおり」で勉強しましたが、今回は「点訳のてびき」が中心。また違う発見や面白さがあります。自分の思い込みに気付かされ「こんな意味だったのか。手引きもちゃんと読んでなかったな~。マーカーしておこう。あら真っ黄色になっちゃった!」そんな調子です。ただ2年前と比べたら点字の打ち間違いが減り、句点のあとの2マスあけにも慣れたかと。また、普段は点訳ナビゲーターを頼りにしていますが、先生は「点訳フォーラム」も参考にされているとの事で、久しぶりに見てみました。点字表記辞典や点訳ナビゲーター、点訳フォーラムの語例集比較は面白かったです。点字の新たな扉が開いたような…。良い復習の機会を与えていただき有難うござい


 

今月の活動報告

打ち出し関係
  • 図書館情報340号、341号 各9部
  • ぽけっと1月号 11部
  • くおん90号 8部
  • ぷらざ通信1月号 10部
  • エンジョイ北区2・3月号 13部
  • きたふくし158号 15部
  • エコー広場かわら版2月号 5部
  • 会報(六星会だより)309号 16部
  • 発送元シール 600枚
  • CD貼付用シール 20枚

活動
  • 図書館活動区民の会ユニバーサル部会 10日
  • 点訳者初心者講座手伝い 3回
  • 中央図書館・滝野川会館・北とぴあ・療育園・福祉センター 自販機タックシール貼り直し



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