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280号(2018年7月25日発行)

サピエ研修会

I.A

  7月5日(木)・6日(金)の二日間、国立オリンピック記念青少年総合センターでサピエ研修会が開かれ、 Fさんと2人で参加しました。私自身は内容が良く分からなかったので参加することに正直迷いがありましたが、 全てが勉強と思い、行かせて頂きました。
  1日目はサピエのオープン講座で、公共図書館の障害者サービスを中心としたサピエの活用方法での講演を聴きました。 普通に行われていると考えていた事が、実は長い間改善されていなかったり、公共図書館が全国一律ではない事等、 初めて知った事が多々ありました。 また、サピエの活用方法の中で、本の検索をする方法等を、参加された皆さんと確認しました。
  2日目、「質のよい点字データを目指して(サピエの点字データチェックのまとめ)」では、 サピエ図書館に登録された点字データを5年間でチェックした話を聞きました。 文字の間違いをなくすために、下調べや辞書を活用すること、またソフトで点訳をする時は「校正」や「検索」の機能を使用して チェックをする事等、点訳にかかわる者として反省を求められているようでした。
  今回の講習会に参加しなければ、自分の点字に対する考え方や方向を見直すことも出来なかったと思います。 私の課題としては、とても難しい事ですが「質のよい点訳」が出来るような努力をしなければと思いました。有難うございました。


「質の良い点字データを目指して」

F.S

  2日目の分科会の内容を少し詳しくご紹介します。
  サピエでは、過去5年間にアップされた本の中からすべての施設・団体の2タイトルのチェックを行ったそうです。 それをサピエの製作基準に準じているか、点訳上の間違いがないか、全体として気になること、としてデータをまとめた結果、 131施設・団体中、2データともに問題がなかったのは47施設・団体で、1タイトルの指摘が20以上あったのが9施設・団体だったとの事です。
  具体的には ①誤字・脱字・余字 ②誤読 ③仮名遣い ④数字 ⑤アルファベット ⑥分かち書き・切れ続き ⑦記号類  ⑧レイアウト ⑨その他 となるのですが、①から⑨にはそれぞれ例が示されていました。
  また、1ファイルを160ページ以内に収めてほしいということを強調されていました。 これは160ページ以上になると製本に無理がかかるようになるので是非守ってほしいとのお話でした。 1~2ページくらい出てもいいかななどと思っていましたがこれからは気を付けるようにしたいと思いました。
  文字通り「質の良いデータを目指して」という事に尽きると思いますが、下調べを十分にして点訳をし、辞書をフル活用して校正をして、少しでもこのテーマに近づけるよう努力して行きたいと思いました。


今月の活動報告

打ち出し関係
  • 図書館情報 276号・277号  各13部
  • ぽけっと 7月号  9部
  • プラザ通信 7月号  13部
  • エンジョイ北区 8・9月号  16部
  • きたふくし 143号  21部
  • エコー広場かわら版 8月号  6部
  • 障害者福祉センター関連 2種  各2部

活動
  • 文化センター子どもひろば 1日
  • サピエ研修会 5・6日
  • 図書館活動区民の会ユニバーサル部会 8日
  • バリアフリー映画会手伝い  8日
  • 合同ボランティア会 20日
  • 中央図書館子どもの本のつどい in Kitaku 21日
  • 滝野川会館、北とぴあ、北療育園 自販機タックシール貼り直し





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