F.S 20回の講習のうち、前半では視覚障害の人達の状況や点字の歴史や背景などを聞き、後半では点訳の実際や校正の方法などを学びました。 (先生方は近県の点字図書館の館長さん、大学の教授や講師、点字技能師、日本点字図書館の職員の方など、全盲の方も多くいらして実際の生活のお話もたくさん聞くことが出来ました。) 専門点訳は英語と数学。よりによって一番苦手な数学とは!でも、どちらの先生もやさしく面白くて、意外にも数学がすんなりと頭に入ってきたのは自分でも驚きでした。 また、各グループの校正の仕方や、どんなものをどんな風に点訳しているかを発表しあったり、六星会以外のグループのことを知ることが出来たのも面白かったです。六星会のように一人が1冊を点訳するというところは少なくてほとんどがグループ点訳でした。 このように新たな発見があり、得るものが沢山ありました。今まではただ、点訳のルールを覚え、ただ、点訳や校正をしていましたが、今回の講習を受けてその後ろにある様々な事柄や、なによりも点字は視覚障害の人達のためにあるのだという事を心にとめて点字と向き合っていきたいと思います。 今回このような機会を与えて頂き有難うございました。 (つい最近、赤羽駅の京浜東北線のホームにホームドアが設置されましたね。これからもどんどん増えると良いと思いました。) |
T六小学校へ出前講座 M.M 1月23日(月)冷たい風の吹く晴れた日、王子駅から歩いて20分程のT六小学校へ点字の出前講座のお手伝いに行ってきました。 校長室で打ち合わせをして、迎えに来てくれた子供たちに案内され、いざ教室へ。3、4年生合同での授業です。点字器は学校側で準備されていました。 子ども達は、点字器の置き方から基本的な事を教わり、練習をして、まず名刺作りです。4年生は昨年も習っていて、みな経験者かと思いきや、「インフルエンザで休んでいて初めてです」という子もいました。又、特殊音を使う子もいて、私も慌てて調べたりするしまつ(汗)。 次は本番の絵本「ねずみくんとブランコ」の作成です。子ども達でも簡単に打てるように、こちらで用意した文と凹面が印刷されたプリントが担当ごとに配られていて、準備は万端。でも、間違えた子は、一生懸命に裏から押し戻していたり、こすっていたり。又、集中している子もいれば、もういいやと諦めてしまう子、絵本にシールを貼るOKがでるまで「緊張する~」と言ってた子(気持ちわかります)、長い文章の担当で、惜しいところで何回もやり直していた子(誰よりも打てるようになったと思います。見習わなければ…)、初めての3年生でも、一覧表からカギカッコを見つけ出して、自分で文章を打って、見せてくれた子、もう個性豊かで可愛らしい子ども達でした。 最後の感想では、楽しかった、もっと長い文章を打ちたかった、目の見えない人がどうやって読んでいるのかが分かった等と、前向きな感想を発表していました。 貴重な経験をありがとうございました。でも、今年、統合されるそうで、T六小としては最後の点字授業になるそうです。 |
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