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点訳講習会によせて I.Sさん 今年2月から、「点訳サークル・六星会」さんに触読を習いに通っています。 今回の点訳講習会へは、Tさんに誘って頂き参加させて頂きました。 触読・点訳どころか点字そのものをまるでわかっていないで飛び込んだ世界です。 というのも、緑内障という病気の為、視力が極端に落ち込んでしまったからです。 視野欠損も有り、強度弱視となって3年あまり。 点字・・・あるのは知っているけど、 中途からは無理だろう?今はパソコンに音声読み込みソフトもある。 でも知りたい情報などはまだまだ、点訳が大活躍なのです(説明書等)。 それに自分自身で「読み・書く」をすると頭に入り、何度も聞かなくてすむんです。 初めは、文字の間隔もわからず、メ=6点の羅列、ア=1点、というように 指に触れてわかる時は嬉しいものです。次は何?という興味がわいてきます。 花や魚の名前などスッと出てくる字もあれば、何度触っても読めない、なんて時も あります。そんな時は、腕のほうまで逆毛が立っているように感じ、 今は蚊も寄せ付けないぞオーラで、まわりの空気がシーンと感じます。 1行が3行、上半分が1ページにと慣れて、指が拾ってくれる感触です。 3回目の今日からは、点字器を使っての書くことに挑戦ですが、 頭ではわかっていても、点のピンポイントに打つのは本当に難しい。 読み書きの逆転にも早く覚えきらないと、と思います。 講師のK先生の話の中で、アメリカではもう少し一マスがおおきいそうな。 私は点字器に初めて触った時を思い出し、考える事は皆同じだと。 漢字だと問題なく読んでた文章が、長音符と惑わせる符号の存在が、・・・ その他約束事の多さに暗記力に不安を覚えます。でも間違っても習うより慣れろ! だよと声掛けてもらえ頑張れそうです。 昔は、点訳する人も少なく教科書などひとりに1冊とか、本当に大変だったろうと、 自分が不自由になり、あらためて思うのです。今回、講習会に切っ掛けはさまざまで あれ思うところは同じ目標の方々が大勢いらして頼もしいと感じました。 そして、いつか私が点訳された文章を手に取る日も 有ると思うのです。 |
頑張ってください! K.Aさん 15年ほど前に点字を覚えたくて、点字図書館で教えてくれることを知り通うことにしました。 ところが当時の私は外出もほとんどしないでおりましたので通うことがつらく、 それで北区それも自宅で教えてくださる方がいないかと思っていました。 そんな中、名乗り出てくださったのが六星会センタークラスさんです。 教える側教わる側ともに初めての経験でした。点字のかたちを何回も さわりスムーズに行を追う練習、簡単な文字を読む練習、毎日毎日点字を さわって覚えました。目の見えてる時の読書よりも点字で本を読むと読み込み、 頭にずっしりと残る感じです。今は暇さえあれば点字本を読んでいます。 皆さんはサピエをごぞんじですか。点字本、デイジー図書の全国の目録がのっています。 パソコンで検索もできますが、中央図書館にお願いしますと検索をしていただけます。 点字を覚えたことであきらめていた読書ができて本当によかったと思っています。 現在も点字を教えてもらっている方がおられます。 頑張ってください! |
お二人にインタビュー Nさん 「3年ほど前、点字体験をきっかけに触読を始めました。 自宅では洗濯機や炊飯器の点字が読めたとき、外では駅の手すりやエレベー ターの点字が読めるようになったときがうれしかったです。一人で勉強しているより、ボランティア室 でのほうがおしゃべりもできて楽しいです。」 Nさんは、今は本の触読をしていらっしゃいます。 抜群の勘の鋭さで予想して読むのが得意です。本の 内容で連想されるおしゃべりも楽しく、まわりが 明るくなります。ガイドさんによると家でもしっかり 練習されているそうです。 Iさん 「ボランティア室での勉強はにぎやかで とても楽しいです。点の数が多い時むずかしいなあと 思うけれど、辛くて止めたいと思ったことはありません。 これから先、目が良くなるわけではないので、 ぜったいに点字のおたよりを読むんだと、自分の使命のように 思って頑張っています。」 Iさんは4月から始められて6ヶ月、ご自分なりに 手応えを感じたところだそうです。ボランティア室での1時間、 ほとんど休まず1点1点を追う姿は、真剣そのもの。 そして苦心して読めた時の笑顔にはこちらも嬉しくなります。 |
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