今年の桜は詰めたい雨と雪の中・・・ しんぼうの春でした。花は散っても春はどこ? 雨と風に負けず心をあたためてガンバレ〜! |
中央図書館主催の点字講習会に参加して T.E
日本点字図書館で校正ボランティアをされている子先生を講師にお迎えし、
3月2(火)・9(火)・16(火)の3日間行われました。講義は接頭語・造語・複合名詞の切れ続きについて、 漢字や仮名で書き表された単位の切れ続きについての検討案、 数字を含む言葉などが資料を基に進められました。 マスアケは意味を考え、何にかかっているかを考え、拍数を考え、 漢語か和語かを考え、1語として熟しているかを考え、加えて和製英語も英語? ・・・本当に難しいのです。残念ながら迷いがすっきり解決とはなりませんでした。 私達が迷う事は、先生も迷われると分かりホッとしましたが、 いざ校正をするとなると迷っていては先に進みません。 そんな時は「会としてのルールを決める」そうですが、 いろんな団体がそれぞれのルールを作ったらどうするのかしら? 講習会は質問には資料を準備して教えていただけますし、今後どうなるかなどの 情報を得られる貴重な機会です。 瞬く間に時間が過ぎてしまった充実した三日間でしたが、 日程に配慮していただけたらもっと大勢の仲間が参加できたのにと残念に思いました。 |
「サピエ研修会」に参加してきました! K.N
「ないーぶネット」から「サピエ」への移行のため、
3月17日〜19日の3日間、研修に参加してきました。
「サピエ」は、“新しい情報提供のあり方”を発展させ、
視覚障害者情報総合ネットワークとして「サピエ図書館」と
「地域・生活情報」を「一つの窓口」から利用できるシステムです。
ラテン語で知恵を意味するサピエンティアから名づけられました。点字図書館、公共図書館、ボランティア団体などの施設・ 団体及びその利用者と、直接インターネットが利用できる 個人利用者のための、幅広いネットワークサービスで、 視覚障害者が音声で操作しやすくなっています。 私たちが直接関与するものは従来の「ないーぶネット」と 「びぶりおネット」の統合になる『サピエ図書館』で点字・音声デイジー・ テキストデイジーのデータのアップとダウンができます。 また、地域の福祉情報、生活情報、全国の福祉情報などが 簡単にわかるようになる『地域・生活情報』や点字、 録音製作の管理や下調べをするための『図書製作支援』など 奥の深いサイトとなっています。 みなさんもぜひサピエを覗いて見て下さいね。 |
盲学校の漢字学習 T.M
「ム ツキ ヒ ヒ ココロ」さあ、これはなんでしょう?これは態度の「態」という漢字を口で言った場合です。 先日参加した東京都の講習会は「盲学校の漢字学習」がテーマでした。 パソコンや携帯電話が普及し、メールやインターネット検索で漢字の知識が どうしても必要になり、盲学校でも漢字教育を行うようになってきたそうです。 小学校低学年、点字で教科書が読めるようになった頃、カタカナや 1年生の漢字の形や意味から学ぶのだそうです。ひらがなに比べて カタカナは直線的なので触って覚えやすいとのこと。なるほどと思いました。 教科書は漢字が点図で大きく浮き出ていて、タイトルや訓読み・音読みと 熟語や用例が挙げられ、部首や成り立ち、意味や形の説明が付いています。 ボールペンで書くと浮き出る特殊シートを使い漢字カタカナ交じりで 書いた2年生の文を見せていただきましたが、しっかり書けていて驚きました。 面白かったのは形の説明。最初の「ム ツキ…」や、「イチ シュッピン(たすき) ノ テン」=戈(ほこがまえ)「ゴンベン ソ アニ」=説。 リズム良く楽しくすらすら口で言えるようになると、機械などの 難しい漢字もどんどん覚えられるそうです。 また、漢字のタイトルも興味深いことでした。 タイトルは音声パソコンの詳細読みのことで、 仮名を漢字変換する際どの漢字を選択するか判断するとき役立ちます。 「安」だったら「やすい・安心のアン」と聞けばすぐに分かりますね。 誰が聞いてもすぐにその漢字が想像できる(語の親密度が高い)語例を選んで タイトルにする必要があり、音訓セットで学習するうちに生徒は だんだん点字の文章を読んで漢字カナ交じりの文を考えるようになるそうです。 「語の親密度」は点訳するときにも大いに役立ちそうだと思いました。 2時間があっという間の充実した講義でした。 |
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