そして・・・たくさんの涙 心がマヒしてしまわぬように・・・ 小さな心をたくさん 小さな想いもたくさん 集めよう |
わたしの徒然 T.M
それは気象庁が関東地方の梅雨入りを宣言してまもなくの雨の日だった。区役所に所用のあった私は、いつもなら自転車で行くのに・・・と思いながらバスを待っていた。 遅れて到着したバスには校外学習なのか高学年と思える小学生がいっぱいだった。 真ん中から後方の席に思い思いに座って小声で友達と話をしている。 出口付近の一人掛けの席には二人で座り、肘掛にもう一人が腰掛けていた。 車内はかなり混んでいたので奥へ進むのをあきらめて、私は入り口近くのつり革につかまった。 そのうちお年寄りがたくさん乗ってきた。杖をついたり介助者と一緒だったり、 朝のラッシュを避けてこの時間になってから出かけてきた様子だ。 シルバーシートでは今まで座っていたお年寄りが立ち上がり、 もっと大変そうな人に席を譲っている。「こちらどうぞ」 「あら、ありがとうございます。でもおたくは?」「私は大丈夫ですから」 そんな会話がバス停に止まるたびに聞かれるのだが、小学生は誰ひとり席を譲らない。 出口付近に立っていた引率の教師からも「席を譲りましょう」の言葉は発せられなかった。 杖をついたお年寄りが目の前のつり革につかまって揺れているのに、 生徒も先生もまるで見えていないようだ。きっと目には映っているのだろう。 だが頭の中では任識していない。ようするに無関心なのだ。これでいいのか?! 私は驚き憤り傍へ行って何か言ってやりたいものだと思いながら動けないでいた。 区役所からの帰りのバスで考えた。くったくがなく素直そうな生徒達だった。 私がもし大きな声をあげて促したら彼らは快く席を譲ったであろう。 悪気はなさそうだった。それだけに根の深い無関心をみたような気がした。 ちょっとした心遣いなどは学校で教わるものではないというのが私の持論なのだが、 どうにも放っておけなくて学校へ電話をかけてしまった。 そして電話口にでた副校長という先生からは、 道徳の勉強が生活の中に生かせるよう指導を検討していきたいと思いますという 丁寧な言葉をいただいのだが・・・。 あぁ、またしてもオバサンをやってしまった。 |
感謝を込めて T.E
赤レンガ倉庫を建物に組み込んだ立派な建物が完成し、
中央図書館が6月28日にオープンします。図書館建設にあたり合同ボランティア会 (視覚障害者・音訳やまびこ・ガイド北桜会・点訳サークル六星会)では、 第1期の区民と共に歩む図書館委員会の傍聴、また他区の図書館見学を行い、 障害者サービス担当職員から建設にあたり配慮すべき点を伺いました。 それらを参考にしながら書架の幅、点字ブロック、文字の色など必要と 思われる箇所などを検討し文書にまとめ、要望書として区長に提出しました。 長期間にわたり様々な働きかけを行って来ましたので図書館完成には感慨深いものがあります。 図書館建設にあたり障害者サービス担当者は、 じっくりと当事者の意見を聞いて下さり「今出来る事はすぐ実行していきましょう」 と前向きの姿勢で対応して下さいました。 その上ご自身も様々な勉強会に参加され頑張っておられました。 私は完成した図書館を見て「ここが これが やっぱり・・・」と 感じた面もありましたが、真摯なお姿に接しておりましたから 「大きな組織の中では職員の意見もスムーズには通らないのだ! 折角頑張って下さったのに、職員の方も今までの苦労は何だったのかと 残念に思っていらっしゃるのでは」と思いました。 本当にお疲れ様でした! ありがとうございました! あとは人的サービスで補って共に歩んでゆきましょうとエールを送らせていただきます。 |
6月活動報告 |
打ち出し関係
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6月の活動
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