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106号(2004年1月28日発行)

はじめの一歩で今年もスタート
こごえた手をあたためて・・・
心もほくほくあたためて・・・
ゆっくり行こうよ!

頑張って下さい!!        M.T

  昨年の12月の障害者作品展にGさんがお見えになりました。 名刺を作りながら おっしゃるには、以前点字を習っていたが中断してしまったので、 再開したいとのことでした。しかし、昼間はお仕事で時間が取れないため、 来て頂くのは無理です。そこで、福祉センターの事務室にご協力いただき、 打った点字をGさんがセンターに届け、私が校正をしてお渡しするという 往復便が始まりました。
  まず戸惑ったのが、両面打ちの点字を読むことです。いままで片面のものしか 読んだことがなく、その上老眼が進みつつある私の眼は、点字を追いかけるのに四苦八苦。 ちょっと目を離すと、どこを読んでいたのか判らなくなって、行きつ戻りつを 繰り返したのです(やっと慣れました)。練習問題の校正も難しく、いろいろな パターンが出てくるので、手引きや表記辞典を何回もひっくり返してにらめっこしたり、 広辞苑やインターネットの検索も使って、読み方の確認をしました。
  自分の力不足を痛感しながらも、納得がいったり、新しい発見があると嬉しく、 Tさんに校正の校正をお願いして、なんとか責任を果たしつつあります。
  私も一生懸命勉強しますので、Gさん、頑張って下さい!!



こんな珍事に御注意!        K

  今年で六星会加入13年目、生誕なんと半世紀!になる私に、その昔、本当に起こった 悲劇を一つ・・・。
  私は食べるのが速い。一度にたくさん頬張る。例え火傷をしようとも、熱い物は熱いうちに。 消化は胃腸に任せる主義なので、咀嚼はざっと簡単に済ませる。この事を念頭に入れておいて下さい。
  ある日、食事中、喉が引きちぎれんばかりの猛烈な痛み。一体何なの?!飲み込もうとしても、 口に手を入れて取り出そうとしても、ただただ痛い。急いで病院に駆け込むと、ドクターは私の 口の中を仔細に見廻し、ついにハサミを取り、喉の奥にある物を切断・・・。
  いやー、よく咀嚼されなかったイカが何の因果か扁桃腺にぐるぐる巻きついて しまったんですね。今となれば笑い話ですが、その時は死ぬかと思ったんですよ、ハッハッハー。 皆様もお気をつけ下さい。


はじめての点字         K.A

  知人が点字体験に行くということで、何気について行って、そのまま 点字の練習をやることになった。
  感想としては、日本語の難しさ、言葉使い等、この年になって、こんなに 頭を使うとは・・・。とにかく継続出来るかが一番の問題である。

初めまして・・・         E.K

  “日本語”がこんなに奥深く、難しいものだったとは思いませんでした。 まだ2ヶ月ほどしか体験していませんが、辞書を引く回数が増え、辞典が本棚に 並び、今からまた勉強です。でも、自分の打ったものが形になるって、ちょっと感動!
  よろしくお願いします。

<陰の声>
点字器、表記辞典、「てびき」と段階的に買い揃えられ、だんだん深みにはまりつつある お二人です。これだけ投資しては、元を取るまで止められませんよね。 六星会で中学時代の同級生との出会いもあった事ですし・・・。 無理をしないで、たのしみ(?)ながら参りましょう!


だるまストーブの話         H.N

  昔、小学校の冬の暖房は、だるまストーブ。当番が取ってきたコークスを スコップで入れて、ストーブが真っ赤に燃えて・・・、時々かき混ぜると 火の粉がパァーッと吹き出す。教室の前だけ熱くて、うしろはスースーしたけれど・・・。 みんな毛糸のパンツはいて、何度も編み直したセーター着て、ほっぺを真っ赤にして、 元気だったよなあ・・・。
  給食の時間になると、誰が始めたのか、先割れスプーンに食パンさして、 ストーブのまわりにパン近づけて、手作りのトースト作ったっけ。顔真っ赤にして、 熱いのガマンして、パンに焦げ目をつける。これが結構おいしくて、みんなで ワイワイ、ケンカしながら、先を争って、ストーブのまわりにへばりついていた。 でも、ある日、本物のトースターを家から持ってきた子がいて、先生の机にのっけて、 コンセントさして、一人でパン焼いていた。ちょっと得意そうに・・・。 でも、みんなストーブのまわり動かなかった。だって、熱くても、ストーブの方が 楽しくて、焦げてもおいしい気がした。
  冬になると思い出すストーブとトーストの話♪







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