トップページへ戻る > 新訳本情報 > 雄飛の花嫁



3年待てば、兄王は迎えに来てくれる。
綏国(すいこく)公主珠枝(しゅし)は、隣国閃(せん)との和睦のため嫁ぐことに。
異母兄を慕うがゆえ、時の運命に翻弄される娘の行方は……!?

珠枝は綏国公主。先王の寵子(ちょうし)でありながら、父王亡きいま、
愛らしく美しい異母妹、仙華(せんか)の陰で心細い日々を送る。
そんななか、大陸では巴飛鷹(はひよう)率いる閃国が勢力を広げ、
綏との間で緊張を高めていた。そして、和睦のため、珠枝が閃の王妃として
差し出されることに! 3年経ったら、必ず迎えに行く――
幼い日から慕い続ける異母兄の言葉を信じ、見知らぬ国へ嫁ぐ珠枝を待ち受ける運命は、いかに!?

題 名雄飛の花嫁
著 者森崎 朝香
ISBN978-4-06-255765-7
出版社講談社
点訳巻数全4巻
点訳完成2012年12月
納品先筑波大学附属視覚特別支援学校
サピエ図書館登録済み
点訳者コメント <H.R>
珠枝との出会い
中国を主題にした小説の点訳は、考えてみると初めてでした。
多分人名や地名など面倒なことが多く、また、調べようがないのだろうと、いうならば食わず嫌いそのもの。
それが今回訳してみると新鮮で、珍しさも加わって大張り切り。
自分でもセーブの必要を感じるほどの面白さで数ヶ月が過ぎていました。
ヨーロッパや日本の姫君には無い野性的な古代女性と出会え、世界がひろがりました。






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