ある田舎町に、「ドック・パラダイス」という犬の保護施設がつくられることになり事件は起きる。
「ペット問題」や「環境問題」という深刻な題材を取り上げながらも、
主人公をはじめとする登場人物の軽妙な会話が、物語をテンポ良く進め、
さらなる謎を秘めた結末を迎えていく。
第6回北区内田康夫ミステリー文学賞 大賞受賞作 | |
題 名 | 金鶏郷に死出虫は嗤う |
著 者 | やまき 美里 |
掲 載 | 月刊ジェイ・ノベル(実業之日本社) |
点訳巻数 | 全1巻 |
点訳完成 | 2008年8月 |
納品先 | 中央図書館 筑波大学附属視覚特別支援学校 |
点訳者コメント | <E.T> 北区のミステリー大賞も今年で6年目。 大賞受賞者の中からプロ作家の道を歩み始めた方がいらっしゃるとか! そして、応募者も北区にとどまらず全国からと伺うと、ガンバレ北区!と思います。 今回は、ファーブルの昆虫記が大好きな虫好き少女と、虫なんてみるのもいやな叔母さんとの対比。 そして、虫を探しに行き死体を見つけた少女が、「まだ腐っていないから死出虫は来なかった」と、 殺人事件も少女にとっては全てが虫の生態につながってゆく・・・。 |
内田康夫さんの講評 |
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第6回の今回も、189編というかなりの数の応募があって、しかも、北区内や東京だけではなく、海外も含めた遠方からの応募も多く、いよいよこの賞も日本中に知れ渡って来たなという思いを強くしました。特に最終選考に残った7編は、すべて北区外からの応募者の作品となりました。
大賞の『金鶏郷に死出虫は嗤う』は、環境問題や犬の繁殖・飼育業といった今日的な話題をうまく取り入れた作品で、アピール度のある面白いものです。 |
〜公式サイトより〜 |
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