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和菓子屋「赤城屋」の近くの公園で殺人事件があったらしい。
殺されたのは、春樹の同級生・八千代のお祖父さんだった!

第4回 北区内田康夫ミステリー文学賞 大賞受賞作
題 名師団坂・六〇
著 者井水 伶(せいすい れい)
掲 載月刊ジェイ・ノベル(実業之日本社)
点訳巻数全1巻
点訳完成2006年5月
納品先筑波大学附属盲学校、
福祉センター図書室
点訳者コメント <T.E>
今回で4回目になる「北区内田康夫ミステリー文学」大賞受賞作です。
応募総数146編の中から選ばれただけあって、読み応えのある作品でした。


内田康夫さんの講評
今回最終選考に残った6作品はいずれもレベルが高く、それぞれ面白く読ませてもらいました。北区を舞台にした作品が多かったのですが、必ずしも北区という冠にこだわる必要はないとはいえ、地元のローカル色を出してもらうのは、主催者側としてはありがたいことです。

大賞の『師団坂・六〇』は、毒殺された老人の傍らに、草餅が落ちていたところから物語が始まります。草餅を買った老婦人の行方を和菓子屋の息子が追いかけ、謎を解く、よみごたえ十分の秀作です。区長賞の『志乃の桜』は、文章力も構成力もある完成度の高い作品です。浅見光彦賞の『オルゴールメリーの残像』は、ミステリー度という点では最も充実しています。3作品ともそれぞれ傾向が異なりますが、実力的には拮抗していて、一般読者の鑑賞にたえる作品だと思います/TR>
〜公式サイトより〜





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