そんなに、簡単なことではない。
でも、大げさな理由も必要ない。
スイッチは、あなたの中にあるから。
今の自分をリセットすれば、周りも変わる?
友人関係にどこか冷めている中2の三帆が砂浜で出会ったのは……。
居心地の悪いまま、他者と比べたり、合わせようとして苦しんでいる
10代に贈るメッセージ。
「夜中に目がさめた。2時ごろだったかな。急に目がさめたんだ。
それきり眠れなかった。眠いはずなのにね。
たぶん徹夜もしょっちゅうで不規則な生活をしていたから、
睡眠リズムが狂っていたんだと思う。
しかたなく目をあけて暗い天井をながめてたら、
縁側のほうから変な音が聞こえる。
しゃくっ、しゃくっ、という音。気になって戸をあけて庭を見たんだ。
かなり広い庭だったけど、まんなかにひとがいて、
土を掘っていた。それはぞっとしたよ」
「それがその子だったの?」
題 名 | リ・セット |
著 者 | 魚住 直子 |
出版社 | 講談社 |
ISBN | 978-4-06-211710-4 |
点訳巻数 | 全2巻 |
点訳完成 | 2007年12月 |
納品先 | 筑波大学附属視覚特別支援学校 ないーぶネット登録済み |
点訳者コメント | <A.K> 主人公は母子家庭の女子中学生。 友達や母親 突然現れた父親 主人公とそれぞれとの絡み方が面白い! 「今時の中学生はこうなんだ」と納得しながら点訳しました。 人間は生まれ変われるの? という非現実的な話も出てきますが 生まれ変われなくても 自分を変えていく事は出来る! 物語の最後は点訳して良かったと思える終わりかたでした。 |
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