まばゆい日ざしのむこうに、ちらりと灰色の山のようなものがあらわれた。
それがゆっくりとゆれながらのぼってくる。からだじゅうがカッと熱くなった。
なんだありゃあ。頭だった。やけにごつごつしてやがる。おれは、思わずつばをのんだ。
(あれが、おれふぁんとか……。)――<本文より>
題 名 | おれふぁんと にっぽん左衛門少年記 |
監修他 | 那須田 淳 |
出版社 | 講談社 |
点訳巻数 | 全2巻 |
点訳完成 | 2007年6月 |
納品先 | 筑波大学附属視覚特別支援学校 ないーぶネット登録済み |
点訳者コメント | <T.S> 江戸時代に万五郎を中心とした仲間たちが異国の少年を思う心やさしいお話です。 大きな象を悪い大人たちに見つからずに連れ出す事が出来るかしら・・・ |
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