子ども向けのスタンプラリーイベントに挑戦する
小学4年の歩美と、
陽太、佐伯田君の3人が
それぞれの個性を生かして、初めての地下鉄に乗ったり、
道に迷ったりと試行錯誤しながらいろいろな発見をし、
成長していきます。
途中でお母さんに報告していた計画と違うことをして、
『ノルミル』禁止!を言い渡されたりもしますが、
子どもだけで出かけることを許してくれるお母さんの意図を
歩美が子どもなりに理解してまた「ノルミル」に
元気に出かけていくことになります。
子どもが親から少しずつ自立する時期ならではの、
わくわくしながらも不安な気持ちが生き生きと描かれています。
そして、毎朝の何気ない挨拶「行ってらっしゃい」
「行ってきます」にはいろいろな思いがこめられているのだな、
と改めて思い出させてくれ、親離れしていく時期こそ、
親子の信頼関係が大切だと気がつかせてくれる心温まるお話です。
題 名 | 行ってきまぁす! |
著 者 | 升井純子 |
ISBN | 978-4-06-283226-7 |
出版社 | 講談社 |
点訳巻数 | 全2巻 |
点訳完成 | 2014年9月 |
納品先 | サピエ図書館登録済み |
点訳者コメント | <K.T> 小学生だけで初めて電車で遠くの街へ。 懐かしいようなドキドキ感と、予定外の行動を取ってた〜と 知った時の、お母さんのショックと不安。 子どもの心理・親の心理それぞれを、 自分の子ども時代の思い出・親となった現在、 その両方と重ね合わせながら読みました。 |
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