背中に昇り龍を背負う印鑑職人の正吉さんと、偶然に知り合った時間給講師の私。
大切な人に印鑑を届けるといったきり姿を消した正吉さんと、私が最後に
言葉を交わした居酒屋には、土産のカステラの箱が置き忘れたままになっていた…。
古書、童話、そして昭和の名馬たち。時のはざまに埋もれた愛すべき光景を回想しながら、
路面電車の走る下町の生活を情感込めて描く長編小説。
題 名 | いつか王子駅で |
著 者 | 堀江敏幸 |
ISBN | 978-4101294711 |
出版社 | 新潮社 |
点訳巻数 | 全2巻 |
点訳完成 | 2015年2月 |
納品先 | 中央図書館 サピエ図書館登録済み |
点訳者コメント | <K.T> 王子駅と都電荒川線を舞台にした、市井の人々の物語。 小説からの引用やうんちく盛りだくさんの話などをからめながら、 静かなトーンで語られています。町の風景を思い浮かべながらご一読下さい。 |
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