トップページへ戻る > 新訳本情報 > 家なき娘(下)



フランス人を父に、インド人を母に持つ少女ペリーヌは、
父母亡きあと、父の故郷マロクールで、素姓をいつわり、
名前もオーレリーと変えて、祖父のヴィルフラン氏の工場で
通訳としてはたらくようになる。
マロクールの村を支える紡績工場の経営者、ヴュルフラン氏は
その莫大な財産と冷徹さゆえに孤独だった。
そして、勘当した肉親と気づかぬまま、
ペリーヌを心の支えと感じるようになる…。
『家なき子』で有名な十九世紀フランスの文学者
エクトール・マロの傑作。
聡明な少女が実の祖父の愛を勝ちえるまでを、
近代化の進む紡績工場を舞台に描く。

題 名家なき娘(下)
著 者エクトール・マロ
訳 者二宮フサ
ISBN8-4036524501
出版社偕成社
点訳巻数全3巻
点訳完成2011年12月
納品先筑波大学附属視覚特別支援学校
サピエ図書館登録済み
点訳者コメント <A.K>
目の不自由な祖父がペリーヌを愛する孫娘と確信する場面に感動しました。 その後二人は工場の労働条件の改善に取り組みますが、 当時の工場の実態がよくわかり、さらにあとがきでは 作者を詳しく知ることができ、点訳して良かったと思いました。





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