フランス人を父に、インド人を母に持つ少女ペリーヌ。
インドからやっとの思いで、フランスにたどりついたとき、
すでに父は亡く、母もパリで力尽きてしまう。
一人ぼっちになったペリーヌは、父の話をたよりに、
母の教えを胸に、父の故郷マロクールにむかう。
はたして、祖父はペリーヌをむかえいれてくれるだろうか。
ペリーヌの父は、結婚が原因で勘当されていた…。
「家なき子」で有名な十九世紀フランスの文学者エクトール・マロの傑作。
聡明な少女が困難をのりこえ、幸せを得るまでの物語。
題 名 | 家なき娘(上) |
著 者 | エクトール・マロ |
訳 者 | 二宮フサ |
ISBN | 978-4-03-652440-2 |
出版社 | 偕成社 |
点訳巻数 | 全3巻 |
点訳完成 | 2011年11月 |
納品先 | 筑波大学附属視覚特別支援学校 サピエ図書館登録済み |
点訳者コメント | <S.K> 家なき子と同じ本だと思っていたら、女の子が主人公。 読み進むうちに昔テレビアニメでやってた「ペリーヌ物語」の原作だと 気づきました。 孤児の成功物語が19世紀後半の過酷な工場を舞台に展開します。 今でいえば中1くらいなのに、自分で考え生きていく姿勢と先を読む 思慮深さに「大人」を感じました。 |
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