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でりばりぃAge


<一生懸命やったって、大人になったら先は見えてる。勉強して、働いて、結婚して、子どもを産んで、せっせと育てて……わたしって、なんなの。わたしもお母さんみたいになってしまうのだろうか。>

「子育て」の会合や勉強会に熱心なあまり、子どもの話を聞く時間なんかないほどいそがしくしている母親。家では、「オウチモード」に変身して、いい子を演じる弟。うわべだけのような学校の友だち。そして、なにより未来が怖い自分。 真名子は「休息が必要」なくらい疲れ切っている中学2年生。

ある雨の日、息苦しくなり、夏期講習を抜け出した真名子は、校舎の窓から見えていた古い家にひかれて、その庭に忍び込む。 そこで出会った自称「ローニンセイ」の奥窪さんと会ううちに、真名子の心に変化がおとずれて……

題 名でりばりぃAge
著 者梨屋 アリエ
出版社講談社
ISBN978-4-06-285288-3
点訳巻数全3巻
点訳完成2019年10月
納品先筑波大学附属視覚特別支援学校
サピエ図書館登録済み
点訳者コメント <N.Y>
自分自身の事や家の事など 多感な中学3年生 の女の子の思いが読み進むにつれて みずみずしく 感じられ引き込まれました。読み終わりには 誰もが 通る一つの「時」を懐かしく感じ 優しい思いになり ました。





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