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ある日ぼくは、ふしぎなコックさんに出会ったんだ。
おばあさんとふたり暮らしの少年・シゲオが遭遇した人物には、
たくさんの秘密がありました。

背はシゲオと同じぐらい。顔も子どもっぽい。
その人が素足に下駄をはき、頭には自分のからだほどもある
高い、 高いコック帽をかぶっているのです。――(本文より)

題 名小さなコックさん
著 者八木田 宜子
出版社講談社
点訳巻数全1巻
点訳完成2007年2月
納品先筑波大学附属盲学校
ないーぶネット登録済み
点訳者コメント <K.T>
戦時下の食糧難に育った少年が 「いつか子供達においしい物をいっぱい食べさせたい」 という夢をかなえるためにコックさんの 幽霊になって現れる。
お腹いっぱい食べられる今に生きる私たちは幸せだと改めて思った本です。





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