わたしは にんげんかしら。
それとも あかいくまかしら。
わたしはわたし、「じぶん」に気づく幼年童話
りかちゃんは、あかちゃんのときからずっと、
あかいくまさんとなかよしです。
だから、りかちゃんは、じぶんのことを、
あかいくまだとおもっています。
はじめて学校にいった日、りかちゃんは、
おどろきました。
「わたしはにんげんなの?」
りかちゃんは、あかいくまといっしょに、
山へこたえをさがしにいきます。
そこでであった、からす、へび、くものこたえは、
それはそれは、ふしぎなものでした。
題 名 | あかいくま |
著 者 | 中脇 初枝 |
ISBN | 978-4-06-195729-9 |
出版社 | 講談社 |
点訳巻数 | 全1巻 |
点訳完成 | 2013年6月 |
納品先 | 筑波大学附属視覚特別支援学校 サピエ図書館登録済み |
点訳者コメント | <I.H> りかちゃんとあかいくまの親密な二人の世界。 自分をくまだと思い込んでいるりかちゃんが、現実の世界 すなわち人間の子どもとして認識していくおはなし。 それにしてもりかちゃんの“どうして”にからす・へび・くも・・・ などが丁寧に自分の目線で対応していることに温かさを感じます。 初めて点訳した「あかいくま」は、私の宝ものです。 |
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