「沈黙も言葉」
15歳への寺子屋授業その実録
「さあ、どうぞ。もっとお楽に。お行儀悪くなさってください。
どんな質問にも、正直にお答えします」
15歳の男女4人を相手に1年にわたって行われた、
小さな寺子屋授業。
今では「戦後思想界の巨人」と呼ばれる吉本隆明さんも、
子どもの頃、人と話すのは苦手でした。
でも、届かなかった言葉こそが、自分にいろんなことを
教えてくれたといいます。
自分や誰かの言葉の根っこに思いをめぐらせることは、
人が孤独をしのぐ時の力に、きっとなる。
進路、文学、恋愛……、考え抜かれた言葉の数々に、
心が鍛えられる授業です。
題 名 | 15歳の寺子屋 ひとり |
著 者 | 吉本 隆明 |
ISBN | 978-4-06-216565-5 |
出版社 | 講談社 |
点訳巻数 | 全1巻 |
点訳完成 | 2011年9月 |
納品先 | 筑波大学附属視覚特別支援学校 サピエ図書館登録済み |
点訳者コメント | <N.Y> 私の頃の15歳と、現在の15歳では色々な面で違いがあると思いますが、 大人へのスタート地点?の年令であることは変わりはないと思います。 その不安な時期に(塾)というとかたぐるしいところ、寺子屋という 馴染みやすい場でのお話、そのうえたくさんの作家の方達の文学作品を 例にあげて、わかりやすく好感が持てました。 私でも参考になることが沢山 ありました。 寺子屋が終わっての感想がありましたが、 今は納得出来なくても社会人になって悩んだり、 何らかの問題にぶつかった時などに思い出し、 話題になる日がくると思います。 |
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