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十一月の扉


“迷っても、扉をあけて進め。”
十一月荘ですごした日々を、爽子は「物語」に書きはじめる――。
「ちょっと大人の青い鳥」スタート!

二か月だけ「十一月荘」で下宿生活をすることになった中学二年生の爽子(そうこ)は、個性的な大人たちや妹のようなるみちゃんとの日々、そして、「十一月荘」で出会った耿介(こうすけ)への淡い恋心を物語にかえて、お気に入りのノートに書きはじめる。
「迷うことがあっても、十一月なら前に進むの。」閑(のどか)さんの言葉に勇気づけられ、爽子は少しずつ、考えるのをさけていた転校後の生活にも、もっと先の未来にも、希望を感じられるようになってゆく。

題 名十一月の扉
訳 者高楼 方子
出版社講談社
ISBN978-4-06-285216-6
点訳巻数全4巻
点訳完成2018年4月
納品先筑波大学附属視覚特別支援学校
サピエ図書館登録済み
点訳者コメント <T.N>
弟の買って来たばかりの双眼鏡を覗いて気になる家を見つけた爽子が父親の転勤で、 2カ月だけそこに下宿生活をする事になります。
住人達との交流や一緒に住んでいる 幼い女の子との微笑ましい様子が爽子の書く物語と共に優しい時の流れの中で 過ぎていきます。爽子の日常と物語のバランスがとてもおもしろい作品です。
私も、作者のファンになりそうです。






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